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事業を始めると面倒な記帳はなぜ必要なのか?

2006年に施行された会社法という法律で義務付けられています。

記帳とは、事業を行う上で生じた取引内容に応じて帳簿を作成することです。

作成した帳簿を基に税務申告を行います。

さらに、事業の見直し、経営の効率化などに置いても役立ちます。定期的に正確なお金の管理を行い、

計画を進めることで長期的な経営を継続してくことに重要な役割をしてくれます。

経営状況を数字化し、把握することができる!

日々の取引を必要な帳簿に記帳(現金・預金・売買掛取引)して、試算表(貸借対照表、損益計算書)を作成します。

この試算表は、会社の財政状況・経営成績を確認できる大切な帳票です。

業績かはどうか?資金は不足していないか?リアルに把握することができます。

前年度との数値を比較することより今抱えている問題を分析できたり、同業種との比較では自身の強み弱みを分析することができます。

業績の把握を1年に1度、作成してるだけでは今後の対策をすることもできません。出来る限り毎月、試算表を作成できている状態が望ましいです。

現金取引の重要性

現金取引がある場合には、「現金出納帳」を日々記帳していくことが大切です。


銀行取引は預金通帳や当座照合表、売買掛取引は、請求書や納品書といった記録が残りますので時間が経過しても転記することは容易ですが、

現金取引については、出納帳を記帳しなければ記録が残らないので、あとで手許残高と合致させることが困難になります。

現金が合わないと会社の帳簿の信憑性に欠けます。有りもしない現金が会社の財産に上がってしまったりしていると、金融機関等、

対外的な付き合いにも支障が出てきたりします。

さらに、現金管理を人に任せている場合、あとで管理者がチェックする時にも重要となります。

現金取引は、必ず日々出納帳の記帳を心掛けましょう!

 

記憶は曖昧。正確な取引のために日々の習慣が大切です。

例えば1ヵ月前の取引をすべて覚えてられますか?1年後はどうですか?

難しいですよね私は、昨日の夕飯もすぐには思い出せません。

帳簿を遡って作成していると、取引の計上漏れや誤って記帳してしまったりするリスクが高くなってきます。

このように漏れや誤って記帳していると、税務調査の時に指摘を受け、追徴課税を支払うことになったり、

逆に記録のないことから不要な税金が必要になってしまったり、金融機関で融資申込時に曖昧な回答しかできず、

融資を受けることができなくなり経営上大きな問題へと進展していきます。

日々の生活をより良いものにするためにも、記帳は日々行ってほしいと思います!

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